海外フィールドワーク代替研修(2年生)
2021年12月17日 09時22分
毎年2年生はフィリピンへのフィールドワークを行っていますが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の状況のため、今年も行くことができませんでした。そこで代替研修として、16日(木)に、訪問するはずだったBEMAC(BEET)のみなさんと、オンラインで交流する研修を行いました。
BEMACのフィリピン子会社であるBEMAC Electric Transportation Philippines Incorporated(BEET)では、電動3輪車を作っています。フィリピンでは「トライシクル」と呼ばれる3輪タクシーがたくさん走行しており、市民の足となっていますが、年式の古いトライシクルが大気汚染や交通渋滞の原因ともいわれており、BEETによってトライシクルの電動化が進められています。プライドが高く冗談が好きな国民性を持ったフィリピンの方と一緒に仕事をする難しさや、語学はもとより、文化や宗教の違いで、自分の伝えたかったことが伝わらない難しさなど、海外で働くことについてたくさんお話を聞くことができました。
最後に高校生へのメッセージとして、これからの世界で働くには危機管理が重要であること、少々のことなら笑って過ごせる太い神経を持つのが大切であること、一生楽しめる趣味を持つべきだということ、そして、勉強も大切だが部活をして体力を付けたり、苦しいことや辛いことを乗り越える強い精神力を付けることが何より大切だということを教えていただきました。
GLコースで学んできたグローバルやグローカルという言葉の本質がわかった気がしました。現地で働く皆さんの生きた言葉が聞けて、とても励まされたし、良い経験になりました。