四国水族館(香川班)
2021年12月3日 10時37分四国水族館に無事到着しました。
四国水族館に無事到着しました。
1年生G明教課題研究石山先生講座では「ICT活用でまなび愛研究室」というテーマで、医療・教育・観光・地域創生など各グループに分かれてICTの現状と可能性などについて学び合いながら研究しています。
18日の課題研究の時間では、最近マスコミにもよく取り上げられているドローン事業で有名な香川県の「(株)かもめや」の事業戦略室室長の宮武周平さんにお越しいただき、「未来に向けたレッスン」というテーマで講義していただきました。
中でも、人を乗せられる自動運転の空飛ぶ車(パッセンジャードローン)は夢物語ではなく、もうすでに完成していてそのためのルールづくりが早急に進められているという話には驚かされました。また、2025年には大阪万博では飛ぶことが決まっていて、2023年には愛媛か香川で実際に飛ばしたいそうです。その最終的な理由は「ヘリコプターも飛べない場所や救急車も走れない場所に行って救えなかった命を救いたい」ということでした。
人間が想像できることは、人間が必ず実現できる。(ジュール・ヴェルヌ)という名言で締めくくられた宮武さんのお話に、生徒からの質問はいつまでも止まりませんでした。
友近先生講座では、「えひめ・まつやま・やきゅう」をテーマに学習しています。
18日は、本校野球部OBの一色隆士(いっしきたかし)さんに講義をしていただきました。一色さんは、平成21年に約5年の月日を重ねて本校野球部の部誌を完成させました。部誌を作成するにあたり、野球部創部当時の資料を収集し深く研究されました。明治22年東京に居た子規が体調を崩し松山に療養のため帰省していた際に、松山中学の生徒だった河東碧梧桐らにベースボールを教えます。その翌年(明治23年)、碧梧桐は、「松山中学の生徒の中でベースボールが流行している」と子規への手紙の中で記しています。
子規は随筆「松蘿玉液(しょうらぎょくえき)」の中でベースボールについて詳しく解説していたこと。松山中学時代の生徒会誌「保恵会誌」にベースボールの試合をした記述があること。これらのことを実際の資料を示しながら興味深い話をしてくださいました。
11月20日土曜日、岸田文雄総理大臣が東高におけるICT教育機材を活用した取組の視察のため来校されました。
生徒たちから拍手で出迎えられたあと、教室に移動し、中村時広愛媛県知事の司会で「地域のデジタル化に関する車座」が始まりました。校長から概要説明のあと、岸田総理に模擬授業を体験していただきました。
模擬授業では、まずホームルーム活動の事例として、毎朝の健康観察を体験してもらい、1年生谷村さんが一人1台端末で写真を共有し、スピーチを行いました。
教科では、端末を用いた授業の説明や小テストを受けたり、録音の提出する課題や実験の考察をシンキングツールでまとめたものを提出したりする事例の紹介を行いました。模擬授業では総理の隣の席だった1年生の岸本さんが端末の使い方のレクをする場面も見られました。
また、ICT関連企業による取組の説明もありました。
模擬授業のあと、車座意見交換会が行われました。
意見交換会では岸田総理から「ICTを使うことで授業がどう変わりましたか」と聞かれ、1年生の柴さんは「授業が効率的に進むことで内容が濃くスピードも速くなった」と答えました。
谷村さんは「総理の前でホームルームを実演し緊張したけれど、うなずいたりほぉと言ってくれたりしてうれしかった」、岸本さんは「総理の隣でツールの使い方を案内したとき、気さくに話してくれて緊張が解けた」、柴さんは「意見交換会では私の話に耳を傾けていただき、思いも伝わったと思います」と感想を語ってくれました。
夕方は快晴となり、東高からも東の空にほとんど皆既の部分月食が見えています。
下校の生徒も少し足を止めて眺めていました。